篆刻とは
篆刻とは、印章を作成する行為を指します。篆書を刻して印を彫ることから『篆刻』(てんこく)と言います。
篆書とは、物の形を象った象形文字の様相を残す漢字の最も古い書体です。
現在では、専ら印鑑の文字に使われている書体です。
篆刻用の石材
・青田石(せいでんせき)初心者に最適な石材で価格も
安いです。最近は産出量がすくない。
・巴林石(ぱりんせき)はどの石よりも彫りやすく、
微細な表現にすぐれ彫り心地も良いとのことです。
・寿山石(じゅざんせき)は良質で美しい材が
知られる。安価な切り石が大量に輸入されて
いるが、近年の産は粗悪なものもが多い。
受講風景
1・2=篆刻講座は、夏休み地元の商業高校で
四日間コースとして開催されました。
3. 生徒数は12名(内女性2名)石を彫るのは
女性には難しいのか、少なかったです。
4.講座は篆刻用の文字、篆刻印刀の使い方
など細部に渡り丁寧に教えて頂きました。
5.篆刻には、篆刻印刀、印泥光明、印庄等の
道具が必要です。
6.自分の彫りたい『字』 を篆書時点から探します。
7.講座では、事前に先生が篆書の一覧表を
コピーしてくださいました。彫り字を先生の指導を
受けてさらに崩して鉛筆で描きます。
8・9=字を彫るには、石に字を写しこむ必要が
あります。石に印泥光明を塗布し、コピーした
紙を石に被せて寺西工業の? マークの黄色の
マジックを紙の上から塗るとコピーした文字が石に
ミラー文字として映り込みます。(巴林石を使用)
10.11=写し込んだ黒い文字を印庄で押えた石
を篆刻印刀で彫り込めば完成です。
12.もし彫り込みにミスがあった場合は、100番の
ペーパーで彫面を削り落とし1200番で平らにし、
再度文字を写し込み彫り込み作業を行います。
講座は四日間で終了し基本は学びました。
今回は、姓名印と遊印でしたが
自分の希望としてはペンネームの雅号印を彫りたいと思います。しかも右の写真の様な文字を朱印で。
(朱印は文字を飛び出さなければならないので
彫るのが難しいです)・・写真はネットからお借りしました